今年の春、パ・リーグの某プロ野球球団の選手が契約更新の際、大幅な年俸ダウンを受け入れる代わりに、球団のホームグラウンドであるスタジアムのトイレの大幅改善を要求したという記事が大いに話題になった。
なんでも、選手のロッカーから浴室へと通じる途中に設置されたトイレには、小便器はなく大便器が2つのみ。洗浄便座は付いているものの、試合前には大変混雑し、老朽化も進んでいるという状況だったらしい。
トイレ診断士でなくとも、これだけの情報から、トイレの劣悪な状況は容易に想像できる。
トイレは排泄の場であるのは当然としても、出陣の前の身心を整える精神統一の場でもある。
以前、このトイレコロジー(FRANJA2006年9月号)でも取り上げたが、戦国武将の武田信玄は6畳敷のトイレで、お香をたき、戦略・戦術を練ったという話は有名だ。
「きれい好き」を自称する話題の選手のみならず、このようなトイレ環境では、どんな選手さえも、戦意を喪失することは必至だろう。
今年、アメニティの本拠地である横浜の「横浜スタジアム」 にアメニティのロゴマークとトイレ診断士″の看板を掲げた。
外野のライトスタンドに設置された看板は、テレビ中継でもホームランが出ればよく映るため、我が社を知る方々からの問い合せも絶えない。
看板には社名を使わず、あえて トイレ診断士 としたが、早くもツイッターでは、「トイレ診断士″が気になる!」とつぶやかれており、こちらの戦術は見事にヒットしたようだ。
この横浜スタジアムのトイレは、当然、我が社の看板を掲げた以上、トイレ診断士の目がしっかりと行き届いている快適トイレとしてシーズンを迎えた。もちろん、トイレ診断からはじまり、リフレッシュメンテナンス、そして予防管理のリピートメンテナンスまで、万全の体制だ。
このところ、低迷が続いている横浜ベイスターズの選手陣も、快適トイレで士気が高まっているに違いない。
かの球団も上層部から遂にトイレ改善の指示が出たようで、今頃選手は戦意を高揚させ、活躍をしているはずだ。
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